A Belted Day — The Student
19歳・女子大生
講義とサークルのあいだ、誰にも気づかれずに。
6:30
起床。まぶたより先に、腰の重みで目が覚める。
6:40
トイレ。座って用を足す。スロットの縁を拭き、水気を残さない。
ここを怠ると、一日中かゆみに悩まされる。
7:00
シャワー。着けたまま。器具の下まで石鹸を回し、冷風で乾かす。
7:25
身支度。気になるのは、アウターに響くかどうか。最新の、あの体の線を拾うタイトな服は、あきらめる。もう少し涼しくなったら、上にシャツを一枚羽織れば平気かな、と鏡の前で思案する。
7:45
朝食。お腹が張りすぎないよう、量を控えめに。膨れれば、貞操帯が食い込む。そんなことを考えながら箸をおく。
8:05
荷物の準備。替えのインナー、ウェットシート、携帯ビデ、ワセリンの小瓶——“お守り”を鞄の底へ。携帯ビデは、もう手放せない。
8:25
登校。自転車のサドルが、まっすぐ器具に当たる。少し腰を浮かせて漕ぐ。
9:00
講義。長い着座。板書を取りながら、腰の金属の冷たさだけが、ずっと自分だけの秘密だ。
12:10
昼。学食で笑い合う。誰一人、気づかない——その事実が、背を少し熱くする。
12:40
点検。個室で。ずれていないか、赤くなっていないか。ワセリンを薄く。
16:30
サークル。文芸部の部室で、原稿を回し読む。動きは少ないが、座りっぱなしで蒸れやすい。ときどき姿勢を変える。
19:30
帰宅。鞄を置き、まず鏡の前で今日の肌を確かめる。
21:00
自由時間。消灯前のベッドで、少しいかがわしいサイトを眺めてしまう。読むうちに、じわりとむらむらしてくる。
21:20
オナニー。——と思っても、できない。女性用のシールドが、触れたい場所から指を遠ざける。昂りだけが行き場を失って、体の奥でくすぶる。鍵は、自分の手の中には無い。
22:30
就寝。パジャマを少し下げて、施錠された腰を自撮りし、あの人へLINEで送る。