貞操研究所

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A Belted Day — The Queen

見せてもやらない

28歳・SMクラブの女王様
貞操帯は、奴隷の証じゃない。私だけの衣装。

◆
10:00
起床。カーテンの隙間がもう明るい。また朝が来た。別に、目が覚めなくてもよかったのに。枕に顔を埋めたまま、しばらく動かない。
10:20
連絡。スマホを見ると、お店から今日の予約が入っている。三件。名前を見れば、どれも知った顔だ。一人は初めてのオプション。
11:00
シャワー。髪を乾かし、化粧をして、最後に貞操帯を着ける。鍵は自分で掛けて、キーホルダーごとポーチへ。
11:40
身支度。勘違いされがちだけど、これは奴隷の証じゃない。お前らには見せてもやらない、触れさせもしない。そういう、女王様の私の衣装だ。
12:30
出勤。お店の控室で、ボンデージに着替える。貞操帯の上からでも、線はきれいに出る。
14:00
一人目。二週間前に私が閉めた常連さん。封印の番号を読み上げさせて、私の控えと突き合わせる。手入れのために一度だけ外し、また閉める。カチ、という音で、彼の肩が落ちる。
15:40
待機。個室で、コンビニのサラダ。指名の通知を眺めながら、爪を整える。
17:00
二人目。今日の初めての人。お店が私のためだけに用意した特殊オプション、貞操具の管理。わざわざ高いお金を払って、私に閉じ込められに来る。サイズを合わせて、錠を掛ける。鍵は、私が預かる。次に開くのは、次にここへ来た日。
19:30
三人目。いちばん長い人。もう三か月、鍵はお店の金庫の中だ。今日も、開けてはやらない。私のも見せてほしい、と言うから、笑って断る。見せてやるわけがない。
22:00
退勤。今日の三人分の鍵と記録を金庫にしまって、お店を出る。
23:30
帰宅。誰もいない部屋に、ヒールを脱ぎ捨てる。
0:00
解錠。自分の鍵で、自分の貞操帯を外す。金属の跡が、腰にうっすら残っている。シャワーで一日を流す。
0:40
就寝。何も着けずに、ベッドへ。明日もまた、朝は来る。
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Note これはひとつの読み物であり、フィクションです。
▲ 貞操帯のある暮らし
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