18〜19世紀、実在する貞操帯がはっきり増えます。自慰を害とみなす風潮のもと、 「健康のため」を掲げた防止具・拘束具が男女を問わず作られ、売られた時代です。
医療の衣をまとった器具
目的は貞操というより衝動の管理へと移り、道具は道徳と疑似医学の装いをまといました。 金属の帯、刺を備えたリング、就寝時の拘束具——現代から見れば過酷な意匠も少なくありません。
遺物としての価値
現存品の多くは実用から離れ、コレクションや資料として扱われています。 「中世の貞操帯」とされた博物館の品の多くが、実はこの時代の制作だった—— という見直しについては 貞操帯の歴史 に詳しく書きました。